2010/02/02

くるくるの打ち上げお呼ばれ


                 


上の写真は
打ち上げの次の朝におじゃました、大工の頭領だったノボさんのアトリエ。
そばをひく子ども、ノボさんが作ってくれたそばがき。


日曜日、中野晃治写真展の打ち上げに呼んでいただいた。


中野さんに撮影していただいたり、よくお話をしていた頃
わたしは高校生だったので、呑むのは実はこの日が初めて。


一緒に参加のステキ女子曰く「呑んだ中野さんは更にアツいよ〜!」と。


期待しながらイカ大根を作り、子どもと入浴後、一番の遅刻をしていくと
上勝や市内や東京からの老若男女がたくさん。


中野さんのブルース(スイート・ホーム・シカゴ)で幕開け。
この歌はわたしも大好き。


それからみんなで歌のほんを見ながらのアコギライブ。
ええなぁ、お酒と音楽と薪ストーブであったまって。


わたしはすごく人見知りをするほうだけどこの夜はそうでもなかった。


それどころかいつの間にやら上勝ペース。
久しぶりに腹の底から笑えた宴。


みなさんもそうやけど、確かに中野さんもアツい!ナツいし!
高校生の頃、わたしは彼とどんな話をしていたのだろう。


10数年前、中野さんの作品のなかで印象深い写真があって
あれはどういう経緯で?と尋ねたら
私の写した写真に触発されて思わず写した、らしい。




しかも私がNHKの番組内で発言したことまでも覚えていてくれた。
それは、わたしが一番に伝えたかったことだ。


「直ちゃんはええこと言うたんよ。僕はずっと心に残っとるよ。


今、その人が当たり前みたいに隣にいることが
それは決して当たり前ではなくて、
いつか・・いや、次の瞬間にさえいなくなってしまうかもしれない、んよな。

でも今、そこにいるのを確かに自分は見ていて、

それを・・今の瞬間を忘れたくない、し、捕まえたいと思う。

だからその為にわたしはシャッターを押すんだ

っていう事を語んよったんよな。


ほれはほんまにほうよ!僕もほう思う。
記憶なんよな・・。
記録でもあるんやけど、やっぱり写真て記憶なんよな。」




NHKの中野さん特集では
わたしが放課後に友達と水際公園や駅前で遊んだり
東新町の中野さんの写真展に当時の彼氏と遊びに行ったり・・
というロケ?撮影も、たくさんあったりした。


その中で写真や友達や彼氏について
色々な質疑応答めいたものがあったけど
それには多分、他の人もいたし、わりと照れながら答えていたのだと思う。


NHKスタジオ内での収録中
どうして写真を撮るのか?という質問に対しわたしは
上記のような返答をしながら、自分の言葉に悲しくなり泣いてしまった。


もちろんその場面はカットされてたし
中野さんはそこまで知らないのだけど
ちゃんと覚えていてくれて、話してくれたのが嬉しい驚きだった。


それにまた、ぐっときたりして。。


本当のこと言うと、自分もその発言しか覚えていないのだ。



その時のことはその時だけのこと。
でももし写真があれば手かがりに、いつでも自分はその時を感じられる。
そこに身をおくことができる。

という事が言いたかったんだと思う。



それだからあの夜の宴の絵をここに。。














観客+お料理部隊+演者と観客。
ついに上がステージに・・







2 件のコメント:

  1. ギター弾いているTOPの写真すきです。ありがとう。

    またこうして写真を通して出会えたこと、
    嬉しく思います。

    その瞬間を生きよう。
    潜像から、現像、残像、そして希望へ。
    人生は、写真だ。写真しか、ない。

    こうちゃん

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  2. お疲れ様でした。
    そしてご参加ありがとうございました。

    歌って踊ってお芝居もできる上に、
    なおかつ泊れるライブハウスを目指していますヽ(´▽`)ノ

    また来てくださいね。

    タイチョ

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